人間、いつ何時どこで寿命が来るかは
神のみぞ知ること、分かりませんよね。
結婚して娘が誕生し、僕は「父親」という
新たな責務と同時に、万が一の事を考えて
あらゆる想定をしておきたいと思いました。
もしも今日、父親である僕が死んでしまった
場合、物心つかない娘は一生涯、実父からの
教育を受けずに今後の人生を歩んでいくこと
になります。
それは余りにも不憫ですし、僕だって
死んでも死にきれないと思います。
妻がいくら、「父ちゃんはこんな人だった」
と語ってくれたとしても、僕は自分の言葉で
伝えたいし、教育したい、道を踏み外さぬ様
アドバイスだってしたい…。
だけど、死んでしまったら何もできません。
そう考えた時、僕は言霊となる「遺訓」の
必要性を感じました。現時点で考えられる
僕から娘への言霊です。
【第一条】必ず挨拶をしよう!
〈 挨拶をして後悔することはないよ 〉
【第二条】いつでも目標を立てよう!
〈 どんな小さなことでも目標を立てよう 〉
【第三条】いつでも理由を話せる人になろう!
〈 なぜ欲しいのか、なぜやりたいのか伝えよう 〉
【第四条】自分に自信を持とう!
〈 自分で決めたことには自信を持とう 〉
【第五条】積極的に本を読もう!
〈 どれだけ本を読んだかで一生を左右するよ 〉
【第六条】感謝の気持ちを持とう!
〈 してもらって嬉しかったことは忘れないよ 〉
【第七条】挑戦するなら本気でやろう!
〈 努力は裏切らないよ 〉
【第八条】最後は自分で決めよう!
〈 アドバイスはする。でも決めるのは自分だよ 〉
【第九条】お金の大切さを知ろう!
〈 お金は無限ではないことを知ろう 〉
【第十条】両親の愛情を信じよう!
〈 両親だけは最後まであなたの味方だよ 〉
現在、額縁に入れて娘の手の届かない場所
に置いていますが、考えが変化したり追加
したい文言があるかもしれません。
その時は都度、妻と相談の上で加筆修整
を加えて、僕の言葉で遺していきます。
hidechichi