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父親の視点から考えてみよう

【難題】物事を成し遂げるには究極のバランス感覚が必要で、時には清濁併せ呑む器量が求められる

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大人になった今でも、僕にとっての難題
が「バランス感覚」をどう養うか?です。


例えば育児の場合。

厳しく躾をすることで、子供の自制心を育みたいと
願う一方で、親の顔色ばかりを伺い、積極性を失い
親が決めてくれるのをおとなしく待つような子供に
なってしまうのではないか…

とか、

小さな成功体験を積ませて、自己肯定感を持った
子供に育てたいと願う半面、自信が過信となって
謙虚さを失い、横柄で自分勝手な人間へとなって
しまわないか…

など、心配したらキリがないのが親心ですよね。


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僕の話で云えば、仕事をする上で「おかしい」と
思ったことを放置できない性格であると同時に、
特定の人が一方的に不利益を被るようなルールや
出来事には、必要以上に感情的になります。


ところが物事には必ず表裏があって、怖いことに
必要悪という事象を、そこそこ社会人経験を積む
と、否応なしに目にすることになります。


僕も二十代の頃、この「必要悪」の存在に対して
露骨なまでの嫌悪感を示して、その都度ぶつかり、
時には排除し、クリーンな道を歩もうとしました。


それが三十代となり、大なり小なりチームを纏める
管理職となり、相談相手や指導を仰ぐ諸先輩の話を
たくさん拝聴していくと…


物事を成し遂げるには究極のバランス感覚が必要
であり、時には清濁併せ呑む器量が求められる!

という結論に達しました。


ここで云う「究極のバランス感覚」とは、決して
ことなかれ主義とか永世中立国になれと云うこと
ではなく、時と場合に応じて臨機応変に人物金を
使い分ける感覚を研ぎ澄ませ!という意味です。


さすがに「究極」ともなると、それ相応の訓練と
適性が必要なので、僕は「ちょうどいい」ぐらい
のバランス感覚から身に付けたいと思っています。


hidechichi.hatenablog.com


以前に書いたこの事案ですが、現在進行形で様々
多方面から支援者を募って、アンオフィシャルな
打合せをしています。


たった五年前の出来事なのに、今振り返ると
当時の僕は青臭く、白黒をつけようと躍起に
なる学生のように、議論をぶつけていました。


現在、当時作成した具申内容、起案書、稟議書を
徹底的に読み返して、何が足りなかったのか?を
洗い出していますが、バランス感覚に優れた先輩
などの意見は総じて、「きれいな仕事をしすぎ」
という耳の痛い指摘でした。


つまり。


良い意味で、「ヒト、モノ、カネ」をもっと使い、
時には必要悪とされる制度や人間もうまく利用し、
目的を達成しろ!という叱咤激励です。


上述の「清濁併せ呑む」は、

良いことも悪いことも、善人も悪人も、
綺麗な物も汚い物も、全てわけ隔てなく
受け入れることができる器量を表す例え

とされています。


綺麗事ばかり並べてばかりいても、事は進まない
ことを、嫌というほど味わった経験は忘れません。


まだ道半ばですが、自分の心中と相談しながら
目標必達に向けた最善策を模索していきます。
※心のバランスを崩してまで清濁併せ呑めませんので。


そして、この実体験を余すことなく育児に還元し、
娘自身のバランス感覚を養う糧になってくれたら
いいと思います。


難しいことですが頑張ります。


hidechichi


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