育児本などでよく目にする「月齢に応じた対策」
ですが、もちろん作者や時代によって異なります。
著名な教育関係者や芸能人、人気ブロガーさんの
育児本などを読んでいると、基軸となるところは
どれも似たり寄ったりですが、それを実体験から
アレンジし、自分たちのお子さんに適した育児法
を紹介しているケースが多いと思います。
これはビジネスにも通じるところがあり、結局は
どんなに明瞭簡潔なオペレーションマニュアルを
作成したところで、それを運用する相手(取引先)
によって使い勝手も異なり、改善要求、価格交渉、
果ては提案のタイミングを逸することによる失注、
取引停止、口座抹消と、想定外は日常茶飯事です。
学校で習う勉強や、与えられた機器の操作などは
決まりきった法則、取り扱い説明書で答えを導く
ことができますが、「育児」や「ビジネス」には
それが当てはまりません。
子育てを終えたお母さん、真っ最中のママ
さんは「正攻法なんてない」と口を揃えて
僕たち父親に訴え、時には喧嘩をします。
やっぱりそれは、必ず「相手」がいるからであり、
マニュアル通りに正攻法で対処しても、その相手
のご機嫌やタイミング、好き嫌いによっては全然
通用しないことが往々にしてあるからでしょう。
ネット環境の普及により、様々な情報が
簡単に入手できる時代になりました。
ですが、情報の簡単入手は時として悪にもなり、
自分で対処法を模索しない、マニュアルばかりを
調べる、いわゆる「検索君」が若い世代を中心に
増えているのも事実です。
電化製品や日用品など、身の回りの情報などは
とても有益ですし、どんどん調べるべきですが、
こと「育児」や「ビジネス」については、あまり
熱をあげて調べるべきではないと思っています。
僕は妻に対して「調べてもいいけど信じないよ」と
いつも云っていて、育児については目の前で実際に
起こっていることに都度、我が家流の対処の仕方で
対応していくことで、自分を納得させています。
特に育児については、何かあっても他人のせいには
出来ませんし、ネットから得た情報がそのまま娘に
当てはまる保証はどこにもありません。
ありふれた情報の中から、自分たちに有益なものを
ピックアップして、それを我が家流にアレンジして
育児に活用していきたいと思います。
hidechichi