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父親の視点から考えてみよう

鉄砲の玉が飛んでこない場所で立てた戦略など戦略にあらず。まずは自分が現場に身を置こう!

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古くは高級軍人の立てる作戦であったり、
現代で云えば官僚が立案する政策などなど、

鉄砲の玉が飛んでこない場所で立てる作戦ほど、
無責任かつ的外れな事、枚挙に暇がありません。


僕は祖父の召集兵としての体験談を聞いたり、
陸海軍問わずノンフィクション戦記を好んで
読んでいますが、実際の戦場と作戦を立てる
参謀本部の認識の乖離は、特に昭和18年以降、
目に余るほどひどく、知れば知るほど悲しい
結末を迎えた話をたくさん見聞きしました。

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実際、自身が身を置く会社においても同様の事例
が多数あり、現場を知らない(知ろうとしない)人
ほど、会議の場で夢物語のような戦略を語ったり、
後ろ向きな仕事には目を背ける傾向があります。


一度でも現場で、矢面に立たされた人であれば
現場の苦しみや痛みを理解できるので、安易な
戦略を打ち立てたり、無責任な発言をしたりは
しません。というより、できなくなります。


ところが現場を知らない人が、戦略を立てる中枢に
いると、とにかく机上の空論を振りかざし、自分に
具申してくれる部下を蔑ろにする傾向があります。


僕は自身の経験上、実際に現場で体感していない
事に関して、例え「おかしい」と思ってもまずは
自分がその現場に身を投じない限りは、口に出す
事は控えています。


そうしないと、その現場で大なり小なり苦労を経験
している人にすれば、「おまえに何がわかるんだ」
という、負の感情が必ず生まれると思います。


hidechichi.hatenablog.com

このことは、もちろん育児にも当てはまります。


不休の妻に対し、安易に育児論を振りかざしたり、
現実とは甚だしく乖離した理想論を語ったところで
決して妻は聞く耳を持ってくれないと思います。


どんなことであれ、まず自分が現場を知って、
戦場に身を置いた上で「現実的な作戦を練る」
ことが、とても大切だと思います。


hidechichi


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