子育て中の家庭であれば、必ず一度や二度は
我が子が平均的な成長曲線を辿っているのか、
他人と比べてどこか遅れてはいないか、不安
に駆られることがあると思います。
我が家でも、月齢の近い子供のいる友達やブロガー
さん、果ては芸能人に至るまで、毎日くまなく動向
確認する日々を送っています。
とくに妻に関しては、娘が生まれてからというもの
片時も離れず、常に成長の過程を見てきたわけです
から、気にするなと云うほうが無理な話です。
離乳食を食べない、髪の毛が全然はえてこない、
眠りが浅い、などの悩みから、同じ月齢の子供
と比べてアレができない、コレもできない、と
常に悩んでいる妻を見て、夫として父親として
どう寄り添うべきなのか?自問自答しています。
平日は寝る前の限られた時間しか会えないぶん、
休日のふれあいだけで安易に「成長したなぁ」と
実感してしまいます。
例えば、妻にとっては進捗の芳しくない離乳食も、
僕にとっては週末ごとに食べられる食材も増えて、
単純に娘の成長を感じてしまうので、どうしても
夫婦間でギャップが生じます。
ですから、妻の悩みに対してもついつい楽観的な
返答をしてしまって、時には険悪な空気にもなり
ますし、逆にその楽観視した意見によって、妻の
ストレスが軽減されたこともあるようです。
娘は自分のペースで少しずつ、そして着実に成長の
階段を昇っていますし、半年前や1年前にあれだけ
悩んでいたことも、今は当然のように出来ていたり
こればっかりは焦っても仕方ありません。
それは分かっていますが、それでも心配で心配で、
つい他の子と比較してみたり、なんとかしたいと
思ってしまうのが親心であり、母性だと思います。
僕も妻の不安に対して、ただ安心させようとする
のではなく、時には一緒に不安を共有し、もっと
その不安の要因と向き合わなくてはなりません。
不安を共有する中で、そこから子供に無理をさせる
のではなく、自分たちが「これでいいんだ」という
納得できる答えを導いていければと思います。
hidechichi