以前にも書きましたが、僕は母親の肝いりで
あらゆる習い事を掛け持ちし、とても多忙な
幼少期を過ごしました。
母親は当時のことを回想して、
あんたには兄弟をつくってやれんかったから、
せめて人見知りせんように習い事させて友達
たくさん作ってやりたかったんよ。
あとピアノはね、私が子供のころ習いたくても
習えんかったから。あと英語もそうね。
と、今でも話をします。
一粒種だった僕のことを想って、
かなり前のめりな教育でしたが、
今にして思うと、僕は果たして母親の期待に
何かひとつでも応えてやれたのだろうか??
と、考える日々です。
そして妻も、あの頃の母親と同じように、
自分が子供の頃にやりたくても出来なかった
習い事をさせることを夢見て、すでに資料を
取り寄せたり友達から情報を仕入れたり、と
かなり熱をあげています。
もちろん、僕も習い事は大賛成です。
それに妻を見ていると、かつての母親
を見ているようですし、それだけ子供
への愛情が深い証でもあります。
ただし、親としてやらせてみたい習い事は
たくさんありますが、過剰に期待してみたり
本人がやる気がないのに強いるようなことは
しないよう、妻には言い聞かせています。
僕の経験上、自分の意志とは離れたレールを
走っても、最後には必ず脱線してしまいます。
※習っている科目そのものが嫌いになります。
習い事を始めるキッカケは親かもしれませんが
それをどれだけ夢中になれるか、続けられるか
は本人次第です。親の行き過ぎた介入はやがて
子供にとって、プレッシャーにしかなりません。
そうは云っても、ついつい口を出したり
友達と比べたり、いろいろ心配するのも
親だからこその愛情なのだと思います。
子供と適切な距離感で、習い事を
応援できれば一番いいですよね☆
hidechichi