子供が何かに興味を持った瞬間の顔つきは、
瞳を輝かし、表情もパッと明るくなります。
我が家の娘も例外なく、何か触りたいものを
発見した時、あの一点集中した表情と獲物を
狩るハンターのような動きには驚かされます。
例えば本屋さんに連れていくと、明らかに
興味を持つ本、そうでもない本、様々です。
本の場合、まだ月齢が達していないので
ただ触りたいだけなのか、本そのものに
興味があるのか、それを見極める方法は
僕たち両親が子供のサインを見逃さない
こと、これが意外と難しいと思います。
なかなか読み聞かせをしても集中してくれない、
先を読ませてくれないからこっちが疲れちゃう、
というお母さんも、もう少しだけ我慢してあげて
下さい。しかるべきタイミングで突然、食いつく
ように興味を示す時が必ず来ます。
これは我が家の娘の場合ですが、
本の中身を見せて明らかに興味がある場合は、
視線がページ内を上下しているのが判ります。
そして次のページをめくりたがります。
逆にさして興味がない場合、視線そのものを
本から一瞬逸らしたり、隣の本を触ったり、
タグを触ったり、明らかに集中力が落ちます。
やはり大切なのは、「目の動き」と「表情」を
常日頃からよく観察して、子供が視線によって
出してくるサインに気がつけるかどうかです。
そしてここからは我が家で実践していること。
購入した本をプレゼント用に包装してもらい、
家に帰ったら多少大げさにプレゼンテーター
に扮して渡します。妻も横から拍手喝采で。
※もったいぶって時間を掛けると効果大です。
すると、本人も「自分にくれるもの」だと認識
するのか、包装された本を取り出すと嬉しそう
に、凄い勢いで近寄って来ます☆
本人はまだ意味もわかっていないと思いますが
何となく、父ちゃんと母ちゃんが共に嬉しそう、
何か自分にくれるみたい…。という感覚が大切
かなと思って、このイベントは恒例化しました。
プレゼントとして渡されるので愛着も湧くのか、
このイベント後の読み聞かせは、とても真剣に
聞いてくれますし、声をあげたり本を叩いたり、
我が家では劇的に効果がありました☆
もちろん、買った本がすべて理想通りに
食いついてくれることはありません。
※引きちぎって破壊された本もあります…
それでもいいんです。
好きな本を買い与えてもらえる喜びが、やがて
本を自ら選ぶ楽しみに変わり、そしてそれらが
教養となって本人の豊かな人生に寄与するなら
親としてこんなに嬉しいことはありません。
hidechichi
かずをかぞえよう! デコボコえほん [ グザビエ・ドゥヌ ]
※娘が今一番お気に入りの絵本です。