感動のお手紙を頂いた【一日二組限定の宿】は、
予想を裏切らない、いえ、それを遥かに超える、
安らぎと居心地の良さを与えてくれました。
今日はその様子をほんの少しだけ、
皆様へお伝えできればと思います。
※宿名は伏せますが、千葉県は房総の宿です。
#房総 #竹林 #蔵 #囲炉裏焼 で検索すればヒットします。
今回の旅のメインテーマ「宿でくつろぐ」とは
すなわち、都会の喧騒、日常の生活音から完全
に遮断されている空間を提供してくれる場所で
あってほしい、それが必須条件でもありました。
宿泊客同士、顔を会わせることもない
完全なるプライベート空間の演出とは、
いかなるものなのか。
期待せずにはいられません。
チェックインは今回泊まる蔵、「離れ」にて。
尚、宿泊にあたり事前に宿の許可を頂いて
持ち込んだのは、ベビーチェア、娘の布団、
離乳食、オムツです。
宿の御主人が自ら、泊まる部屋、離れ専用で
こちらも蔵を改築して作られた浴室について
説明してくれます。
外観のどっしりとした蔵から一転、室内は驚く
ほど綺麗なカントリー調の和洋折衷スタイル。
僕は完全なる純和風より、このようにちょっと
宿主の遊び心で意表を突いて欧米風が混在する
部屋づくりは好きですし、なぜか落ち着きます。
夕食は18時に母屋ですので、まずは早速、
娘も一緒に家族みんなでお風呂でしょう。
宿泊中は、僕たち家族専用の浴室です。
娘の「場所見知り」も幸い、なぜか発動せず、
ここはチャンスとばかりに家族みんなで入り、
僕と妻で交互に娘を受け渡しながら、贅沢な
時間を過ごすことができました。
浴室の窓越しには立派な竹林。
竹林観賞がいつでも出来るよう、縁側が併設
されているので、妻がゆっくり湯につかる間、
娘を抱っこして大自然を満喫しました。
お風呂でさっぱりした後は、千五百坪もある
敷地を散策したり、娘の授乳や離乳食の準備。
少し眠くなってグズグズしてきた娘をあやして
いると、ちょうど良いタイミングで御主人より
内線が入って、お待ちかねの母屋で夕食です。
ここからは囲炉裏を挟んで対面に御主人が、
我々ゲストは堀ごたつに着座して、目の前で
焼いてくれる旬の食材を、目と空気と味覚で
しっかりと堪能します。
御主人が一品ずつ、丁寧に焼きあげる様子を
娘も食い入るように見ています。
またご配慮で、持参したベビーチェアを
僕と妻の間にセッティングさせてもらえた
のが良かったのかもしれません。
再びグズり始めた娘には、失礼を承知でこれも
持参した離乳食をあげることに。快く許可頂く
だけでなく、食材のアドバイスや豆知識など、
たくさん教えて頂きました。
後半は娘もじっとしていられないほど大興奮。
綺麗に磨きあげられた板敷きの床を所かまわず
ハイハイしてしまい、申し訳ありませんでした。
御主人には、堀ごたつに落ちないようにとか、
ベビーチェアは朝食で使うならと朝まで母屋で
預かって頂けるなど、筆ではとても語れない
ぐらい、娘のためにご配慮頂きました。
本当にありがとうございます。
夕食だけでなく、御主人との会話も堪能して、
厨房で腕をふるう女将さんにも、娘はたくさん
話しかけてもらえたのでいつも以上にご機嫌☆
その後も興奮冷めやらないのか、なかなか眠らず
22時近くに、ようやく寝落ちしてくれました。
翌朝、同じ母屋にて朝食です。
竹の揺れる音と、うぐいすの声だけが
響く中で頂く、地産地消の食材の数々。
娘も昨晩のお転婆ぶりを反省したのか、朝は
おしとやかに椅子にすわって、しっぽり竹林
を観賞してくれたので、多いに助かりました。
最後は、竹林を眺めつつ食後の珈琲を。
これ以上、詳細なレポートにしてしまうと
いつか宿泊するかも知れない皆様の楽しみ
も半減してしまうので、このあたりで…。
大人の隠れ家であり、贅沢な時間の過ごし方を
堪能できる宿でありながら、乳幼児連れが人目
を気にせず泊まれる、まさに最高の宿でした☆
竹林の奏でるそよぎと、
鳥のさえずりの中で、
素朴な自然を感じながら、
何もしない贅沢な時間を…
~宿パンフレットより~
hidechichi
★今回の宿に決めた経緯はこちら。
hidechichi.hatenablog.com