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父親の視点から考えてみよう

【新人教育】上司の朝令暮改に苦しむ新卒社員へ。振り回されてこそ成長することを実感しよう!

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大半の企業では、4月に入社した新卒社員たちが
ちょうど半年を迎え、いよいよこれから一人前の
戦力として周囲も期待する時期に差し掛かります。


これまでの新人扱いは終了し、これからは明確に
課せられた個人目標と、チームが掲げる目標にも
目を向けることを要求され、上司の指示のレベル
もワンランク上がってくると思います。


僕も新人時代、ちょうど9月の今頃は少しだけ
企業組織というものに慣れ、ごく微かな自信と
初めての出張などを経験し、いよいよ大海原に
放り込まれた感覚があったのを覚えています。

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脅かすわけではありませんが、この時期は年末の
繁忙期に向けた商談がピークを迎えており、会社
全体が慌ただしい雰囲気となります。


これまで同行してくれた上司や先輩も、皆それぞれ
自分の目標達成のために、四方八方に飛び回ります
ので、この時期からは自分で行動計画を考え、部長
や課長などの責任者と対峙しなければなりません。


そして。


この時期の新卒社員が必ず面食らうのが、責任者
クラスが日常茶飯事に繰り返す「朝令暮改」です。


朝の朝礼で上司が指示したことが、夕方になると
ガラッと変わっていることを指しますが、まさに
新人にとってこれほど厄介なことはないでしょう。


今朝指示されて作成した資料も、夕方になれば無用
の産物と化したり、朝からこってり絞られた資料の
不備を修正して再提出すると、夕方には最初に提出
した内容に再度書き直させられたり…。


とにかく納得できないことだらけだと思います。
僕もそうでしたし、今も腑に落ちていません(笑)

hidechichi.hatenablog.com


ですが、よくよく周囲を見渡してみてください。


優秀と称賛される経営者、業績を右肩上がりに
上昇させ続ける責任者は総じて、この朝令暮改
を繰り返し、部下を振り回し、それでも必死に
ついてくる者をブレーンとして育成しています。


つまり、朝礼で決めたことでも、時流を見定めて
これじゃ駄目だ!と判断して、夕方には正反対の
指示が出せる人こそ、真の責任者だと思います。


この点を嫌でも呑み込んで、自分を納得させて、
それでも投げ出さずに自分なりの頭で考えた人
だけが、次のステップに行くことが出来ます。


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もちろん、指示待ち姿勢では駄目ですから、
余裕があるなら指示が二転三転することも
予測した上で、資料作成したり回答を複数
準備しておくのが望ましいと思います。


僕の周囲では近年、我慢が効かない若手社員が
増えていると以前書きましたが、この朝令暮改
の事例を覚えておくだけで、少し気が楽になる
ことを願って、可能な限り後輩に話をします。


僕が同じように苦しんだ経験を、余すことなく
伝えて、やる気を喪失して自暴自棄にならない
よう、ケアをしてあげたいと思っています。


hidechichi


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