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父親の視点から考えてみよう

【先人に学ぶ】正論で人は動かない。議論で打ち負かしても意味がない。ビジネスパーソンにとって大切なこと。

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日経新聞の連載コラム「私の履歴書」で、以前
TDK元会長の澤部 肇氏が紹介していた一節です。


澤部氏が若手時代、直属の上司となった社長室
室長の大歳 寛氏(のちの会長)に諭された言葉
として紹介されていました。


休日返上のマンツーマン指導の中で薫陶を受けた
強烈な言葉の数々と、それに負けず食らいついた
澤部氏の滅私奉公ぶりに、大変感銘を受けました。

正論で人は動かない
正論で相手を言い負かしても意味がない。
正論は人を傷つける。言葉を選べ。


数字で語れ。だが心のほうが大事。
会社は遠足ではない。楽しかったとか、
嬉しかったではなく、数字で語れ。
だが数字よりも大事なものがある。
それが心であり、数字に表すことが
出来ない部分をどう経営に活かすか。


仕事の進め方
その目的に私心がなく、本当に正しい
ならば、多少ヨコからやってもいい。


他人への気のつかい方
人に気を遣う時は、相手に
わからないようにつかえ。


血気盛んな若手ビジネスパーソンの方には
多少耳の痛い話かと思いますが、自分自身
振り返ってみても、とにかく正論をかざし、
論破して悦に入っていた時代がありました。


プレイヤーの時はそれでもまだ通用しますが、
管理職になって部下に指導する立場となれば、
この教えは嫌というほど身にしみます。


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このことは、ビジネスだけでなく子供の
教育に際しても、通ずる部分があります。


イヤイヤ期、反抗期、思春期と、子育てには
その時々で大変な事がありますが、親が子に
正論をぶつけても効果は薄いですよね。


子供のほうもわかっているんだと思います。

ただ、親に正論を云われることで、ぐうの音
も出ない自分が悔しくて、つい反抗してしまう…


僕自身、この事を肝に銘じて
コーチングしていきます。


hidechichi

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