戦争に敗れ、焼け野原からの再出発を余儀なく
された日本ですが、そんな我が国に追い打ちを
かけたのが、戦後立て続けに発生した自然災害
の脅威でした。
1945年9月の枕崎台風(死者・不明 3756名)
1946年12月の昭和南海地震(同上 1330名)
1947年9月のカスリーン台風(同上 1930名)
1948年6月の福井地震(同上 3769名)
敗戦国となり、復興に向け這い上がろうとする
日本にとって、この立て続けに発生した災害は
人々の生きる気力を奪い、時に神仏を呪う程の
絶望感だったと容易に想像できます。
さらには、
1953年7月の紀州大水害(死者・不明 1124名)
1954年9月の洞爺丸台風(同上 1,761名)
1959年9月の伊勢湾台風(同上 5098名)
敗戦からわずか15年の間に、ここまで災害に
見舞われた国は世界中でも日本だけでしょう。
しかし、この尊い犠牲のおかげで、我が国は
防災に対する膨大な経験値、研究者の育成、
国民全員の意識向上(訓練など)が相まって、
世界に類を見ない防災大国へと成長しました。
戦後すぐ、特に1945年から4年間で発生した災害
被災者の心情を慮れば、現代に生きる私たち大人
は背筋を伸ばして防災に取り組む必要があります。
過去の尊い犠牲から学び、開発された最新の
防災データ、詳細かつピンポイントで事前に
予知される災害アラートを、国民全員が真剣
に受け止め、活用しなければなりません。
わがまちハザードマップの活用
是非活用を!わがまちハザードマップ
自分の住む場所、大切な人の住む場所、
日本全国、災害種別ごとに検索可能です。
hidechichi