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父親の視点から考えてみよう

【アフターコロナの世界】テレワークはこのまま定着するのか?ジョブ型雇用へ舵を切れる?現役サラリーマンが考察します。

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緊急事態宣言の延長が正式発表されましたね。


そこで気になるのは、宣言が解除がされた際に
このままテレワークが定着して、無用な出社を
しなくても各人がタスクをこなす「ジョブ型」
の働き方が浸透するのか? だと思います。


僕自身、現役のサラリーマンであり、また日本
企業の大多数の雇用形態「メンバーシップ型」
によって採用されたホワイトカラーの一人です。

ジョブ型
個別作業(タスク)に対して人を割り当てる。
通年採用で、スペシャリストが育成できる。
俗にいう「働かないおじさん」に居場所なし。
 
メンバーシップ型
採用した人に対して、全体作業を割り当てる。
新卒一括採用など、終身雇用を前提とする。
ビジネス未経験の若者には助かるスタイル。


だからこそ、この雇用形態が時代錯誤になって
いる事も痛感していますし、このままでは世界
から取り残されてしまう事も重々承知です。


ただ、口で云うほど簡単にジョブ型雇用へ舵を
切れるわけもなく、今回のコロナ禍がなければ
検討、検討、というだけで先送りになっていた
事は容易に想像できますよね。


ポジティブに考えた時、今回のコロナ禍により
東京五輪だけでは絶対に進まなかったであろう
ジョブ型への移行が、現実味を帯びてきました。
※ 小中高の9月入学が決定すれば、さらに加速しますね。


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そこで、もしもジョブ型雇用へ大舵を切った時
従前のメンバーシップ型企業には、どんな課題
が生まれ、何をしなければならないのか?

まずは喫緊の課題としてふたつ、
以下考察として挙げてみました。


タスクをこなせない人を解雇する覚悟

欧米や外資系企業など、タスクをこなせない人
には給与を払いません。よって解雇となります。

メンバーシップ型に慣れ親しんだ日本企業では、
仮にタスクをこなせない社員がいると、チーム
一丸で乗り越えようとか、ひどい時には優秀な
キーパーソンに負荷が掛かり、仕事の出来ない
社員が楽をする、という傾向になりかねません。

そしてもうひとつの敵、それはマスメディア。
不当解雇だ!パワハラだ!ブラック企業だ!と
騒ぎ立て、ジョブ型移行期には障害となります。

そんな外野からのヤジを跳ねのけ、整然とした
ジョブディスクリプション(職務記述書)の下、
タスクに対する雇用という仕組みを浸透させる。

その覚悟が企業経営者には求められます。


新人教育はどうするのか?

僕自身がそうだったように、大多数の新卒者は
入社直前まで、やれ卒業旅行だ!呑み会だ!と
浮かれたまま、社会を分かったような顔をして
入社式に臨みます。

企業に入ってからも、手取り足取り、ヒナ鳥を
愛しむように、ピカピカの一年生として優しく
教育を受け、少しずつ仕事を学べはOKでした。

ところがジョブ型の場合、タスクに対して最適
と判断された人材が割り当てられるため、当然
つい先日までビジネスマナーすら知らなかった
新卒社員には、与えるタスクがありません。

つまり、現在の義務教育によって創生される
ビジネス未経験の学生たちは、このままだと
企業にとって不必要な存在となります。


アフターコロナの世界では、僕たち社会人
だけでなく、学校の教育方針も大きく変更
しなければ、どんどん格差は拡大します。

現役高校生、下手をすると中学生にして、
優秀なビジネスパーソンとして認められ、
企業から給与を貰う時代が来るでしょう。


僕も子供を持つ親のひとりとして、この
焦燥感を常に持ち、いかにして先手先手
のビジネススキルを教えていくか。

そして学生のうちに、実経済を肌で体感
できる環境を整えてやりたいと思います。


hidechichi

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