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父親の視点から考えてみよう

ギバーな人々との出会い

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5~6年前に流行ったアダムグラント氏の名著、
~GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代~
を再読してみました。



GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍


この本では、まず大前提として人間には3つ
のタイプが存在し、誰でも必ずそのどれかに
当てはまるという理論が存在します。

ギバー(与える人)
他人のために動ける人。
与える行為に見返りを求めない。


テイカー(奪う人)
他人からの供与を前提にする人。
成果や役割も根こそぎ奪う人。


マッチャー(ギブテ重視)
与えた行為の見返りを求める人。
バランス重視の考えが先行する。


一口に「与える人」と云っても、一歩間違えれば
ただのお人好しだったり、ひどい場合はテイカー
の餌食となって搾取され続ける人もいるそうです。


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今回のコロナ禍によって、突貫工事でテレワーク
体制を構築し、これまで当たり前のように会話を
していた同僚と丸々2ヶ月、顔を合わせていない
という人も多いと思います。


顔を合わせなくなり、オンライン会議や朝礼等の
頻度が上がるにつれて、上記3つのタイプがより
鮮明になってきたように僕は感じました。


今回紹介するギバーな人は、自分の境遇や問題点
は自ら語らず、周囲の人の環境だったり会社全体
の課題を、見返りなしに改善する行動に出ます。

僕が見たギバーな人の行動は以下の通りです。

マスクや除菌液を手配する

慢性的な品薄状態で市場から在庫が消える最中、
いち早く手作りマスクの情報を入手して社内や
取引先に共有し、自らも作って配布していた。
除菌液についても取引先に掛け合って入手し、
オフィス入口用として設置してくれた。
総務部の人ではありません。

会社の共用部を毎日掃除する

オフィスの通用口やエレベーターのボタン、
トイレや会議室のドアノブ等、誰かに指示
された訳ではなく、自然と行動していた。
マイデスクだけ掃除していた自分が情けない。

チームのために動く

都内感染者が連日100名超のピークの中、
本社機能維持のため最小人数が交代制で勤務。
それでも出勤できない(出社拒否も含む)人
に代わって「代打の神様」状態で連日出勤。
管理職ではなく一般社員です。


最後に紹介した彼は、まだ子供も小さくて
それこそ家族の事情も多分にある中、組織
維持のために出勤してくれました。


一見すると、出社拒否をした上席者(テイカー)
に利用された哀れなギバーのように映りますが、
僕を含めた周囲の人間は事実を知っています。


きっと彼の人間性、献身性、見返りを求めない
行動力は必ず評価され、今後も周囲から将来を
嘱望される人材になると思います。


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さて、最後に自分のタイプですが・・・


分析するまでもなく完全なるマッチャーです。

いやらしい話、これを手伝ったら見返りがある
だろうなと考えて仕事をしたり、無意識の中で
ギブテありきの行動になっています(笑)


人間なかなかすぐには変われませんが、僕も
周囲にいるギバーな人々の行動を見習って、
少しづつ「与える人」へと成長したいです。


hidechichi

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