今回は少し辛口の記事です。
国や行政が支援策を打ち出し、申請フローなどが
急ピッチで策定されている最中、マスメディアは
無責任なポジショントークを繰り返し、街ゆく人
を捕まえては不安を煽り、不満の声にスポットを
当て、散々な云い様で政権批判を繰り返しました。
あの時、インタビューを受けていた飲食店関係者、
個人事業主、授業料免除を訴えていた学生たちは
結局、どうなったのでしょうか。
あれだけ政府の支援策の遅れを批判し、行政機関
の不手際を指摘していたわりに、その後の動静が
聞こえてこない(報道しない)のは、なぜなのか。
手元に給付金が届いた途端に黙りこくったのか、
それとも未だに支援が届かず、困窮しているのか、
はたまた、支援フローを悪用し雲隠れしたのか、
とにかく、あれだけ文句を並べていたわけですから
事の顛末を報道しないマスメディアには違和感しか
ありません。
今回のコロナ禍から我々が学んだ事は、とにかく
見栄を張らない経営と財務管理の大切さ、これに
尽きると思います。
どれだけ毎日客席が賑わっていた飲食店でも、
都心の一等地にオフィスを持つ企業であっても、
資金ショートとなれば一気に苦しくなります。
僕たちはこれまで、社会的地位を判断する指標
として、繁盛しているお店であったり、都心の
高層ビルに拠点を置く企業であったり、つまり
表面だけで優劣を決する事が多くありました。
それが今回のコロナ禍により、はりぼて経営で
見栄を保っていたものが一気に露呈しましたね。
ものすごく繁盛しているように見える飲食店が、
手書きの管理台帳で入出金管理をしていたり、
売上高だけをクローズアップして、財務状況が
不透明にも関わらず、豪奢な生活をSNSで公開
する経営者がいる企業があったり…
その無防備な経営は確実に仇となります。
厳しい言い方をすれば、
そんな自業自得ともいえる「はりぼて経営」を
していながら、マスメディアの扇動に相乗りし、
行政に補償しろ!と迫るのは強盗に等しい行為
だと思います。
これから就職をする学生さん、転職を考えている
現役ワーカーさん、そして僕らの子供たちが社会
に飛び立つ頃には、こうした「はりぼて経営」を
している企業が淘汰されていることを望みます。
hidechichi