緊急事態宣言の解除、東京アラートの解除、
東京都ロードマップのステップ3移行など、
「withコロナ」シフトへ舵は切られました。
僕自身、2ヶ月ぶりに通勤電車に乗ってみて、
思わず苦笑してしまったのは、いつもの時間、
いつもの電車に乗るメンバーが、コロナ禍前
と全く変化がなく、その人が座る位置までも
以前と何も変わっていなかったことです。
※電車は朝5時半です。
お互い名前も知らない関係ではありますが、
何しろ毎日同じ電車で通勤する仲間?同志?
ですから、その人お気に入りの席は暗黙の
了解で空けておくのが大人の流儀です(笑)
そんな朝の交流をしながら、ふと思ったことは
同じ電車(車両)に乗り合わせる約20人ほどの
サラリーマンは、それぞれ別の企業に勤務する
わけで、20通りの組織があるはずですよね。
それなのに、コロナ禍前の日常に戻ったような
朝の光景を目の当たりにして、やはり行動変容
というのは並大抵の構造改革を実施しない限り
無理なんだろうと改めて思いました。
朝の20人の話の通り、人は簡単に変われない。
言わずもがな、集合体である組織ともなれば、
よっぽどの改革断行の意識がない限り、結局
元の木阿弥になることは容易に想像できます。
緊急事態に際し、曲がりなりにも築き上げた
テレワークやシフト体制、第二波を予防する
リスク分散意識は、このままだと消滅する…
これほどもったいない話はないと思います。
理想は、出勤行為が仕事に含まれている実態を
今回のコロナ禍が駆逐してくれることでしたが、
現実はそんなに甘くありませんでしたね。
恒久的なテレワークによる業務効率向上、
小さな本社化の実現による固定費削減、
日本式ジョブ型雇用への転換、などなど…
挙げればキリがないほど、今この時だから
こそやるべき改革があると思います。
そして自身も、このコロナ禍の教訓を糧に
どんどん改革すべき点は具申していきます。
平時なら無駄な根回しが必要となる意見も、
withコロナの状況下では、よりストレートに
経営陣に伝わると思います。
より良い働き方をするためにも、
是非、チャレンジしてみましょう。
hidechichi