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父親の視点から考えてみよう

【アドラー心理学に学ぶ】ビジネスの現場では「課題の分離」が必須!若手のうちにこのマインドを習得した人はラッキーです。

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前回、妻の悩みを解決に導いた「課題の分離」。

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僕自身も長年、「承認欲求」と「自己肯定」の
狭間で苦しみ、時にはすべて投げ出して逃げる
選択肢を取りそうになったこともあります。


このアドラーが推奨する「課題の分離」は、
可能な限り若手ビジネスパーソンのうちに
会得し、そのマインドの中で職務に励むと
間違いなく未来は明るくなると思います。


今回は僕自身が苦しんだ経験談も交えつつ、
これから就職する学生の皆さんや、子供を
もつ親御さんにも伝わる「課題の分離」を
考察してみたいと思います。


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まず、アドラーは大前提として、

「自分の課題」と「他人の課題」を区別する
よう推奨しており、特に「他人の課題」には
首を突っ込まないよう警鐘を鳴らしています。


ここで云う「他人の課題」とは、すなわち
自分の意志ではどうにもならない問題点
指しており、どんなに自助努力しても結局
答えを導き出すのは他人であると説きます。


ところが、僕を含む大多数の人がこの課題
の分離が出来ておらず、自分と他人の課題
が、ぐちゃぐちゃに入り乱れています。

例に挙げてみましょう。

会社が自分を評価してくれない
ビジネスパーソンあるある、の一番手。
会社(他人)が評価をしてくれるか否か。
これはまさに「他人の課題」となります。
自分ではどうしようもありません。
そこを悩んでも解決しません。



上司とソリが合わない
あなたがそう感じているなら自分の課題。
ソリを合わせる努力をするか、はたまた
決別してとことん意見を戦わせるか。
上司は私をどう思っているんだろう?と
思い悩む必要はまったくありません。
それは上司(他人)の課題です。



周囲の評価が気になる
社内で自分はどう思われてるんだろう?
自分はこの部署で必要とされてるのか?
こんなことを四六時中、考えていても
自分では絶対に解決できませんよね。
つまりこれも「他人の課題」です。


僕自身がそうでしたが、特に若い時は
血気盛んで怖いもの知らず、とにかく
寝る間も惜しんで成果を出すんだ!と
頑張るので、それなりに結果も出ます。


すると、自己肯定感は増し、己の評価は尊大に
なり、無双状態となります。そう、天狗ですね。


ところが、会社側の評価はどうかと云うと、
若手社員が狭い範囲でアピールしている事案
など露知らず、粛々と適正評価を下します。


ここで自己評価と会社評価の間にギャップが
生じて、上に列記したような心理状態に陥る
わけです。


おそらく大多数のビジネスパーソンが通る道
だと思いますが、ここで会社と大喧嘩したり、
自暴自棄になって居酒屋で愚痴をこぼす常連
となってしまうと、復活は見込めません。


とにかく若手のうちに「課題の分離」を習得し、
他人の課題には目もくれず、粛々と自分の課題
と向き合っていれば、自然と道は拓けます。


何事も課題に直面したら、まずはそれが
自分の課題か、他人の課題か、分別する
癖をつけて職務に当たりましょう。


hidechichi

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